イソフラボンの大百科

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イソフラボンサプリメントの粉末・錠剤の特徴

1.イソフラボンサプリメントの粉末・錠剤それぞれの特徴

イソフラボンのサプリメントは、多くのサプリメントと同じように様々なタイプが販売されています。
一般的に、「錠剤タイプ」は飲みやすく、「粉末タイプ」は飲みにくいと感じる方が多いのではないでしょうか?そもそもなぜサプリメントには様々なタイプがあるのかといえば、飲みやすさの他に、吸収率を調整する目的もあります。
もちろん、イソフラボンのサプリメントでもこれらの調整はしていますが、吸収率に関してはイソフラボン特有の選び方があるのです。
そこで今回は、イソフラボンサプリメントの錠剤と粉末の違いと、効果的に吸収率を高めるにはどんなサプリメントを選べばよいのかを、ご紹介していきます。


1-1.錠剤タイプ

イソフラボンの成分を錠剤型に固めたタイプのサプリメントです。

錠剤タイプは、体内に吸収されるまでに比較的時間がかかります。
というとデメリットのように思われますが、ゆっくり吸収されることで成分が腸内でしっかり溶け出すので、イソフラボンの効果をしっかりと感じることができます。

イソフラボンの成分を錠剤の形にするために、結合剤や潤沢剤など、最低限の添加物が使用されています。
また、崩壊剤が使用されているタイプは口の中で溶けやすくなっているので、水がなくても飲み込みやすくなっています。

錠剤はイソフラボンが口の中で溶ける前に飲み切ることができるので、大豆特有の苦みを感じにくいというメリットもあります。
そのため、甘味を加えるなど味の調整をする必要がないので、他のタイプと違ってあまり調整のための添加物を加えることなく製造することができます。
つまり、イソフラボンそのものを摂取しやすいのが、錠剤の大きな特徴といえるのです。

錠剤のサイズは丸形と楕円形に分けられ、サイズに若干の差があります。
まとめて何錠か服用する場合は、丸形のほうがサイズが小さいので飲み込みやすくなっています。


1-2.粉末タイプ

イソフラボンの成分を粉末に砕いたタイプのサプリメントです。

錠剤タイプと違い、吸収されるまでの時間が早いという特徴があります。
錠剤タイプはイソフラボンを包んでいる表面部分が溶けるまでに時間がかかりますが、粉末タイプは胃に届いた瞬間に成分が分解され、、素早く吸収されていきます。

粉末タイプは、基本的に原料をそのまま粉末にしているので、イソフラボンの成分をほぼ失うことなく摂取できます。
ただ、錠剤などのようにコンパクトな形ではないので、一回の服用量が多くなります。
そのため、飲みにくいと感じる方も少なくないかも知れません。

ですが、粉末は量を調整できるというメリットもあります。
イソフラボンは一日の摂取上限量が定められているので、食事から摂取する量とのバランスを計りながら取り入れことができます。

また、水に溶かせるのも大きな特徴のひとつです。
水やぬるま湯に溶かして飲むことができるので、イソフラボンの大豆臭さや、粉末サプリ特有の粉っぽさ、サプリ臭さが苦手という方にはおすすめの飲み方といえます。

2.サプリメントの吸収率を高めるイソフラボンの選び方

サプリメントの錠剤と粉末を比べると、粉末の方が高い吸収率を誇ります。
イソフラボンの吸収率をより高めるには、形状以外にも「型」に注目して取り入れる必要があります。

イソフラボンには「アグリコン型」と「グリコシド型」の2種類があり、アグリコン型の方がより効率よく吸収されていきます。
それはイソフラボンの持つ働きと大きく関わっているからなのですが、なぜアグリコン型が吸収されやすいのか、具体的にみていきましょう。


2-1.アグリコン型イソフラボンとは?

イソフラボンは自然界ではグリコシド型として存在していて、周りに糖がくっついている状態です。
体内に取り込まれたあと、腸の中で糖が外れて初めて吸収されていくのですが、約2割しか吸収されず、吸収のピークも6~8時間ほどかかってしまいます。
つまり、8割は体内から排出され、イソフラボンの効果を効率よく実感できないのです。

一方のアグリコン型は既に糖が外れた状態で、グリコシド型に比べて3倍の吸収率があり、約2時間で 吸収のピークを迎えます。
イソフラボンサプリメントの多くはアグリコン型として配合されているので、高い吸収力でイソフラボンの効果を最大限に実感することができます。


2-2.アグリコン型は女性ホルモンと同じように作用する

女性は加齢などが原因で、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」が減少していきます。
エストロゲンは女性らしい柔らかな体型を形成したり、自律神経を整え、心身のバランスを整える役割を持つホルモンです。
40代半ば頃から減少し始め、更年期の時期には急激に減少し、様々な不調を引き起こす更年期障害もエストロゲンの減少が原因です。

イソフラボンが女性ホルモンのバランスを整えるといわれる理由は、アグリコン型イソフラボンがエストロゲンと同じ働きをする「エストロゲン様作用」があるからです。
ではなぜアグリコン型がエストロゲン様作用を発揮できるのかといえば、アグリコン型の構造にあります。

エストロゲンは卵巣から分泌され、体内の受け皿にぴったりはまることで機能しています。
ところがエストロゲンが不足すると、受け皿は空になってしまい、全身に不調をきたしてしまいます。
うまく機能させるには、受け皿の形に合う代わりの物質で補わなければいけません。
アグリコン型はエストロゲンと似た分子構造を持ち、受け皿の形にうまくはまり込めるので、エストロゲンと同じように作用できるのです。

3.イソフラボンサプリメントは取り入れやすいタイプを選びましょう

イソフラボンサプリメントは、選び方によっては吸収率に大きな差が出てしまいます。
錠剤と粉末を比べると、粉末のほうに軍配が上がります。
ですが、飲みやすさで選ぶとなると、錠剤のほうがよいという方も少なくないでしょう。

イソフラボンサプリメントは、継続的に摂取してこそ、その効果を充分に発揮します。
そのためには、つらさを感じることなく飲みやすいサプリメントを選ぶ必要があります。
錠剤タイプと粉末タイプ、形にこだわらずに、自分で継続しやすいタイプを選び、吸収率の高い「アグリコン型」を選ぶと 吸収率の問題は解決することができます。

多くのイソフラボンサプリメントには、アグリコン型かどうかの表示がされています。
製品によっては「吸収型」と表示されている場合もあるので、パッケージや商品の説明をよく確認して、効率よくイソフラボンを取り入れていきましょう。

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