イソフラボンの大百科

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イソフラボンとEPA・DHAを一緒に摂る効果とは?

1.イソフラボンとEPA・DHAは一緒に摂ると効果的

イソフラボンは女性の心身のバランスを整える働きが知られ、更年期障害の症状の改善に期待される成分です。
一方のEPA・DHAは、血流の改善効果などで知られています。
一見全く関係のないような成分同士ですが、実は一緒に摂るとより効果的な相乗効果を生み出します。
それは一体どんな効果なのか、みていきましょう。


1-1.イソフラボンとは

イソフラボンとは、マメ科の一年生植物である大豆から抽出されたポリフェノールの一種です。
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンと似たような分子構造を持ち、同じような働きをします。
この特徴と植物から抽出されたことから「植物エストロゲン」とも呼ばれ、エストロゲンの働きを補い、女性ホルモンのバランス調整に役立つ成分として注目されています。

他にも、抗酸化力を持つポリフェノール成分でもあるため、体内に発生した活性酸素を除去する働きを持ち、アンチエイジング効果にも期待されています。


1-2.EPA・DHAとは

EPAとDHAは、どちらも体内でほとんど作られない脂肪酸の一種で、不飽和脂肪酸に分類されています。
「脂肪」というとよくないイメージを抱く方もいるでしょう。
事実、脂肪酸は脂肪の原料となりますが、食品などからしか補えない不飽和脂肪酸のEPA・DHAは、身体に必要な成分として特定保健用食品(トクホ)にも認定されています。

EPAには血液の状態を正常に保ち、血栓をできにくくさせる働きがあります。
血栓を作らせないことで血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぎ、脳梗塞、心筋梗塞を防ぎます。

DHAは主に脳神経の原料となる成分です。
脳に多く存在していることから、頭が良くなる成分として以前一躍注目されたので、EPAよりもメジャーな成分といえるかも知れません。
他にも、EPAと同じく血流改善効果があります。
EPAは直接血液をサラサラにするのに対し、DHAは血管を柔らかくして血液の通りを良くします。

EPA・DHAともに、サバ、サンマ、イワシ、ブリ、アジ、マグロなどの青魚に多く含まれています。

2.イソフラボンとEPA・DHAが生み出す相乗効果

イソフラボンは主に女性ホルモンのバランスを整える働きを持ち、他にも抗酸化作用を発揮します。
一方のEPA・DHAは、主に血流改善効果を持ち、どちらの成分もそれぞれ単体でも高い作用を発揮できる成分です。
働きをみると、あまり接点のないように感じられるイソフラボンとEPA・DHAですが、実は一緒に摂るとより効果を向上させることができるのです。


2-1.血流を効率よく改善

植物エストロゲンとして働くイソフラボンの働きは「エストロゲン様作用」と呼ばれています。
イソフラボンはこの作用によって、様々な原因で不足するエストロゲンの働きを補い、EPA・DHAを助けながら血流改善を促します。

女性ホルモンのエストロゲンは、ホルモンバランスを調整する以外に、血流を促す働きも持っています。
正常に分泌されていればEPA・DHAとともに血流の改善に作用できるのですが、ストレスや食習慣、睡眠不足など生活習慣の乱れの影響を受けると、分泌量が減少してしまいます。
特に更年期の時期には急激に減少し、ホルモンバランスを乱す原因になると同時に、血行不良を起こして冷えや免疫力の低下などに繋がってしまうのです。

イソフラボンは、この血流改善効果を「エストロゲン様作用」で補い、EPA・DHAとともに全身への血液の巡りを良くし、血行不良による不調を改善します。

ところが、EPA/DHAは酸化に弱い性質を持っています。
酸化とは、細胞を錆びさせて衰えさせてること、いわゆる老化です。
ストレスなどの影響を受けると、酸化の原因となる物質、活性酸素が体内に増加し、血管や脳神経を酸化させてしまいます。
EPA・DHAは、血管や脳でそれぞれの作用を持って活動していますが、酸化してしまうとうまく効力を発揮できなくなってしまいます。

この酸化を防ぐには、活性酸素を取り除く働き「抗酸化作用」が必要です。
イソフラボンはこの抗酸化作用を発揮して、血管や脳に発生した活性酸素を取り除き、EPA・DHAの酸化を防いでくれます。
活性酸素による酸化が防がれることで、EPA・DHAは効率よく血管や脳で作用することができ、血液サラサラ効果、記憶力向上効果を最大限に発揮できるようになります。
つまり、イソフラボンはEPA・DHAとともに血流改善効果を持ち、EPA・DHAが充分に作用できるようにサポートする役割を果たしているのです。

3.イソフラボンもEPA・DHAもともに摂取量が減っている

イソフラボンは「大豆」に、EPA・DHAは「青魚」にと、どちらも私たち日本人が古くから取り入れてきた食品に含まれている成分です。
今回ご紹介したように、一緒に摂ると血液や脳の機能を高める効果があるため、毎日の摂取が望ましいところですが、現在ではどちらも食の欧米化が進み、特に大豆の摂取量が減少しています。

また、単純に豆腐や納豆などが苦手という方も少なくないでしょう。
そこで、手軽にイソフラボンを摂取できるサプリメントがおすすめです。
サプリメントなら気になる匂いもなく、タブレットやカプセル、粉末の形で取り入れることができます。
また、味噌やしょうゆなどの大豆発酵食品にもイソフラボンが含まれ、食事とサプリメントを組み合わせて摂取するのが上手な摂り方です。

EPAは動脈硬化の予防に、DHAは特に子供の脳の成長に大切な成分です。
健康な身体を維持するために、イソフラボンとEPA・DHAを毎日効率よく取り入れていきましょう。

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