イソフラボンの大百科

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イソフラボンで骨粗しょう症を予防・改善

1.イソフラボンは骨粗しょう症を予防・改善する

日本では50歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症にかかっているといわれ、その割合は年齢とともに高くなっています。
何も対処しないでいると骨折しやすい状態になり、将来寝たきりになってしまうリスクが高まります。
骨粗しょう症は特に更年期の頃から始まるとされ、この時期からの予防が重要です。

イソフラボンは更年期障害の様々な症状の改善に効果があり、この時期に始まる骨粗しょう症の予防や改善にも効果的に作用してくれます。
そこで今回は、イソフラボンが骨粗しょう症の予防や改善に働きかけるのか、みていきましょう。


1-1.骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは、一言でいえば骨がもろくなっていく症状です。
骨がもろくなるということは、骨の密度が減ってしまってスカスカな状態、つまり、骨密度が低下している状態です。
骨密度が低下すると骨折などの原因となり、女性が要介護になる原因として大きな割合を占めています。

骨折というと、どこかにぶつけたり転倒したりすることだけが原因と考えがちですが、全く自覚のないまま骨折する場合もあります。
骨量が減少すると背骨が骨折しやすくなり、背骨が曲がる原因になります。
背骨の骨折は一時的に痛みが出る場合もありますが、痛みを伴わない場合もあり、本人が気づかないうちに骨折していることもあるのです。
背骨を骨折した人の3分の2は痛みを感じなかったという調査報告もあり、自覚のないまま身長が2㎝以上縮んでいたら骨粗しょう症のサインだといわれています。


1-2.骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の原因のひとつとして、女性ホルモンの減少が挙げられます。

骨は、古くなった細胞を壊す細胞と、新しく骨を作る細胞が絶えず働き、骨代謝を行っています。
骨代謝のバランスがうまく保たれていれば、骨は生まれ変わり丈夫な骨が作られていきます。

ですが、骨を壊す細胞の働きが活発になってしまうと、新しく骨を作るスピードが追い付かず、骨量の低下を招いてしまうのです。
この原因に、女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの減少が関わっています。
エストロゲンは、女性らしい身体の形成や女性の正常な生理機能を維持する働きがあるのですが、更年期の時期になると分泌量が急激に減少してしまいます。

骨粗しょう症が40~50代に増えてくるのは、更年期に減少するエストロゲンが大きく影響を与えています。

2.イソフラボンが骨粗しょう症を予防

骨量が減少する原因に、エストロゲンの減少が関わっています。
イソフラボンにはエストロゲンと似た働きがあり、骨量の増加に作用するのですが、具体的にどのように骨粗しょう症を予防・改善 するのか、みていきましょう。


2-1.イソフラボンの骨粗しょう症予防・改善効果

エストロゲンには骨の形成を促し、骨の破壊を抑える働きがあります。
この作用によって骨密度の低下を防ぎ、丈夫な骨を形成しているのですが、加齢によって減少していきます。
イソフラボンには「エストロゲン用作用」と呼ばれる、エストロゲンと似たような働きがあり、骨密度の増加を促します。

女性は男性に比べ、もともと骨の量が多くありません。
それに加えて、40代半ば頃からエストロゲンの減少が始まり、50代になると加齢の影響も受けるため、骨粗しょう症を発症しやすいのです。

また、30代や40代前半の女性も注意が必要です。
過度なダイエットを行うとホルモンバランスを乱れさせ、エストロゲンの減少とともに骨量を低下させる可能性があります。

イソフラボンはこれらが原因で減少していくエストロゲンの働きを補い、骨量を増やすことで骨粗しょう症の予防・改善に働きかけます。

また、骨の維持には骨密度の他に、骨の質も重要です。
骨はカルシウムが原料となりますが、エストロゲンにはカルシウムが溶け出すのを抑える働きがあり、この作用によって骨密度を高めています。
他にも健康な骨の形成に欠かせないコラーゲンの生成を促す働きも持っています。

骨とコラーゲンというとあまり結び付かない気がしますが、実は骨の骨格の役割を果たしているのが、コラーゲンなのです。
骨の外側は硬いカルシウムで覆われ、丈夫な骨を作っています。
ただ、硬いだけでは柔軟さがなく、衝撃を吸収できません。
骨の中心をコラーゲンで支えることで、しなやかさを兼ね備えた骨が作られるのです。
イソフラボンがエストロゲンの働きを補うことで、コラーゲンの生成を促進させ、衝撃に耐えられる骨の形成を助けます。

骨密度の減少は、加齢の他に過度なダイエットでも進んでいきます。
更年期前の30~40代前半の女性でも、ダイエットによる過度な食事制限で栄養が不足すると、エストロゲンの量が減少し、女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。
その結果、骨粗しょう症のリスクを高めてしまうことになるため、栄養バランスのよい食事を心掛けましょう。
栄養バランスが保たれてこそ、イソフラボンの吸収率や作用も高まり、効率よく骨粗しょう症の予防に働きかけてくれるのです。


2-2.骨粗しょう症予防は早めの対策が大切

エストロゲンは更年期の時期に大幅に減少していきます。
また、近年では骨量が70~80%程度に低下した人でも、骨粗しょう症予防や対策を勧められています。
そのため、将来健康な骨を維持するために、普段からイソフラボンを取り入れていくことが大切です。

イソフラボンは大豆製品に含まれているので、食事から手軽に摂取できます。
豆腐や納豆、蒸し大豆に多く含まれますが、毎日食べるのは意外と難しいでしょう。
イソフラボンサプリメントなら、食事だけでは摂りづらい時でも錠剤やタブレットの服用だけで取り入れられるので、忙しい時でも簡単に摂取が可能です。

骨の健康が保たれていると、背骨がまっすぐなり姿勢が保たれ、見た目も若々しくみられます。
また、骨折のリスクも減少するので、将来は介護を受けることなく健康な生活を送れるようになるのです。
大豆製品を取り入れた食事とともに、イソフラボンサプリメントを上手に取り入れていきましょう。

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